ロシアン・ドールズを観る

ケリーの前後

去年の6月のフランス映画祭で観れなかったクラピッシュ監督作品『ロシアン・ドールズ』(http://d.hatena.ne.jp/umaiuso/20050619)を観てきました。『スパニッシュ・アパートメント』の続編であるが今回は登場人物をすごく的を絞った感じに仕上がってます。場所がパリ、ロンドン、サンクトペテルブルグと飛びますのでそこでごちゃごちゃ(多国籍感)が味わえました。どの国のお部屋も素敵。グザヴィエ君はまだ迷走中。ウェンディ(ケリー・ライリー)がかわいく成長しててびっくりです。初めこのタイトルはウィリアムの婚約者がバレリーナでお人形さんみたいにかわいくちいさなロシア娘を表現したのかなと思ったが後半にそれが恋人をマトリョシカに例えたところに度肝を抜かされました。「君の中にまだ一体小さな人形があると思う」なんて恋人に言われたくないです。会場にはレズの同居人イザベル役のセシル・ド・フランスさん(超顔ちっちゃいの)が来てて上映終了後質疑応答があったのですがそこでの質問・回答にがっかりさせるような発言をしていた男がいて気分が台無しになりました。あーあ。
5月に公開予定です。http://www.herald.co.jp/official/russian_dolls/