「男の背中」という印象

ロマン・ポランスキー短篇全集 [DVD]

  1. 殺人者(1957)
  2. 笑顔(1957)
  3. パーティを破壊せよ(1957)
  4. タンスと二人の男(1958)
  5. 灯り(1959)
  6. 天使たちが失墜するとき(1959)
  7. 太った男と痩せた男(1961)
  8. 哺乳動物たち(1958)

ロマン・ポランスキー初期の短編集を観ました。学生時代に撮ったものが多くやや実験的なものばかりでしたが、結構楽しめました。中でもクシシュトフ・コメダ(Krzysztof Komeda)の音楽と完璧にマッチした「タンスと二人の男」はすばらしい。テンポよく流れるポーランドの町。ピエロみたいな二人の仲良し男にキュンとさせられます。「天使たちが失墜するとき」の老婆がポランスキー自身だということを知ってびっくりしました。実は俳優としてのスタートが最初だということも解説を読んで初めて知ったしだいです。70歳を超えたポランスキーはまだまだ現役。恐ろしい。